1974年

1974年3月31日北海道告示

昭和49年3月31日北海道告示第943号(道道の路線の認定)
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
815晩生内線樺戸郡浦臼町字晩生内(19区)樺戸郡浦臼町字晩生内(一般国道275号交点)6
816峯延稔町線 注1▼岩見沢市峯延町岩見沢市稔町(道道岩見沢月形線交点)6
817茂世丑最上線空知郡栗沢町字茂世丑空知郡栗沢町字最上6
818発足線岩内郡共和町発足岩内郡共和町発足(道道蕨岱国富停車場線交点)6
819京極定山渓線虻田郡京極町札幌市定山渓6
820小樽港稲穂線小樽市港町小樽港(道道小樽港線交点)小樽市稲穂(一般国道5号交点)5
821京極停車場線虻田郡京極町京極停車場虻田郡京極町(一般国道276号交点)5
822東川高江線新冠郡新冠町字東川新冠郡新冠町字高江(一般国道235号交点)6
823旭川環状線旭川市神居2条(一般国道12号交点)旭川市神居町忠和(一般国道12号交点)旭川市神楽町、旭川市永山町、旭川市末広町6
824美沢美馬牛線上川郡美瑛町字美沢上川郡美瑛町字美馬牛(一般国道237号交点)6
825剣淵北剣淵兵村線上川郡剣淵町字剣淵上川郡剣淵町字北剣淵兵村6
826丸松線天塩郡遠別町字丸松天塩郡遠別町字丸松(一般国道232号交点)6
827越川中斜里停車場線斜里郡斜里町字越川斜里郡斜里町中斜里停車場6
828シラトリマップ滝ノ上原野線紋別郡滝上町字シラトリマップ紋別郡滝上町字滝ノ上原野6
829幌呂原野鶴居線阿寒郡鶴居村字幌呂原野阿寒郡鶴居村字鶴居市街6
830泉川西春別線野付郡別海町泉川野付郡別海町西春別駅前錦町6
831上春別別海線野付郡別海町上春別野付郡別海町別海6
832初田牛厚床線根室市初田牛根室市厚床6
833俣落西五条線標津郡中標津町字俣落標津郡中標津町西5条6
834御園南清水沢線夕張郡栗山町字御園夕張市南清水沢6
告示について
旭川環状線の起終点は、現在も変わりません(終点の神居町忠和は、現在の忠和4条)。札幌環状線が時計回りなのに対し、こちらは反時計回りです。
注1
「峰延稔町線」という表記を見かけます。ただし本サイトでは、認定時の「峯延稔町線」に統一します。周辺の地名は「峰延町」です。
昭和49年3月31日北海道告示第944号(道道の路線の廃止)
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
381中の沢停車場線山越郡長万部町中の沢停車場山越郡長万部町字中の沢(一般国道5号交点)5
403中斜里停車場線斜里郡斜里町中斜里停車場斜里郡斜里町(道道斜里清里線交点)5
474阿寒停車場線阿寒郡阿寒町阿寒停車場阿寒郡阿寒町(一般国道240号交点)5
562元山定山渓停車場線札幌市定山渓元山札幌市定山渓定山渓停車場6
754春日京極停車場線虻田郡京極町字春日虻田郡京極町京極停車場6
告示について

403号は越川中斜里停車場線と、562号・754号は京極定山渓線(初代)京極停車場線と重複するための廃止。残る381号・474号は純然たる廃止です。この日の告示に関係する道道の認定・廃止・変更は、前年の道議会で議決を得ました。議案提出に際し、当時の堂垣内尚弘知事は次の説明をしています(1973年12月8日の、昭和48年第4回定例会議事録より抜粋)。

……議案第二十五号北海道道の路線の認定、廃止及び変更に関する件は、市町村道のうち必要と認める道路を道道に認定し、これにより重複することとなる従来の路線及び認定基準に適合しなくなった従来の路線を廃止し、並びに道道の路線を変更するために、道路法第七条第二項及び第十条第三項の規定により、議決を得ようとするものであり、(以下略)

「認定基準に適合しなくなった」のが理由かと考えられます。阿寒停車場線の起点にあった雄別鉄道阿寒駅は、鉄道廃止(1970年4月16日)で存在しません。一方、中の沢停車場線は、JR中ノ沢駅前より一般国道5号に通ずる道路が現在もあり、なぜ廃止なのか謎を含んでいます。

昭和49年3月31日北海道告示第945号(道道の路線の変更)
整理番号新旧の別路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
739桂沢清水沢線三笠市桂沢夕張市清水沢(道道夕張平取線交点)6
739鹿島清水沢停車場線夕張市鹿島夕張市清水沢停車場6
752名駒田下線磯谷郡蘭越町名駒町磯谷郡蘭越町字田下6
752名駒目名停車場線磯谷郡蘭越町字名駒磯谷郡蘭越町目名停車場6
告示について
桂沢清水沢線は、同年8月8日の建設省告示第1076号により、三笠市桂沢と夕張市鹿島の間が開発道路に指定されました。現在の一般国道452号です。夕張市内の鹿島と清水沢の間も、1967年3月31日まで開発道路に指定されていました(当時は市道)。三菱大夕張炭鉱があった夕張市鹿島地区は、1929(昭和4)年開業の鉄道が唯一の交通路で、道路の開通は1962(昭和37)年のことでした(※注)。1973年に炭鉱が閉山した鹿島地区は、夕張シューパロダム建設で無人となり、水没しました。
※注
官報では、1963年2月14日より供用開始となっています(同年2月13日建設省告示第194号)。

1974年6月24日北海道告示

昭和49年6月24日北海道告示第2126号(道道の路線の認定)
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
835釧路阿寒自転車道線釧路市柳町阿寒郡阿寒町1
告示について
自転車道線としては、前年の滝野東雁来自転車道線に続く第2号の認定です。

1974年10月5日北海道告示

昭和49年10月5日北海道告示第3214号(道道の路線の認定)
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
836島牧美利河線島牧郡島牧村瀬棚郡今金町字美利河(一般国道277号交点)6
837標茶上茶路線川上郡標茶町白糠郡白糠町字上茶路鶴居村6
838中立牛滝上線紋別市上渚滑町中立牛紋別郡滝上町字オシラネップ原野(一般国道273号交点)6
告示について

3本とも、同年12月11日の建設省告示1464号により、一部区間が開発道路に指定されました。

工事が完了したのは、中立牛滝上線(現在は遠軽雄武線の一部)だけです。島牧美利河線は未開通区間を残して工事が中止され、標茶上茶路線(現在は一般国道274号の一部)は釧路市阿寒町から白糠町の間が依然未開通です。

認定日と廃止日一覧表
認定・変更・廃止の告示日年表