1984年

1984年4月9日北海道告示

昭和59年4月9日北海道告示第607号(道道の路線の認定)※同年3月31日認定
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
1046鵡川厚真線勇払郡鵡川町勇払郡厚真町1
1047静川柏原線苫小牧市字静川苫小牧市字柏原6
1048留萌小平線留萌市留萌郡小平町1
1049苫前小平線苫前郡苫前町留萌郡小平町1
1050常元中里線常呂郡置戸町字常元常呂郡置戸町字中里5
1051湧洞線中川郡豊頃町湧洞 注1▼中川郡豊頃町湧洞 注1▼5
1052クチョロ原野線 注2▼川上郡標茶町字クチョロ原野 注2▼ 注3▼川上郡標茶町字クチョロ原野 注2▼ 注3▼6
1053真駒内茨戸東雁来自転車道線札幌市南区真駒内札幌市東区東雁来町6
告示について
真駒内茨戸東雁来自転車道線の別名は、真駒内手稲豊平川自転車道路です。西区・手稲区・石狩市・北区・東区で部分開通しています。
注1
起点は湧洞沼畔、終点は一般国道336号交点です。1999年11月2日北海道告示第1835号(道路の区域の変更及び供用の開始)により判明しました。
注2
原文は「クチョロ」が「クチヨロ」になっています。。当時の文書は拗音や促音に小書き(ョ)でなく大書き(ヨ)を用いていたためと考えられ、現地の地名が「クチョロ原野」であること、以後の告示が「クチョロ」を使用していることを考慮し、本サイトでは「クチョロ」に統一します。
『北海道地名大辞典』(角川書店刊)によると、アイヌ語の「クチヨロベツ」(岩崖の所の川)が地名の由来だそうです。
注3
起点は阿寒標茶線交点、終点は釧路鶴居弟子屈線交点です。1988年3月31日北海道告示第462号(道路の区域の決定)により判明しました。
昭和59年4月9日北海道告示第608号(道道の路線の変更)
整理番号新旧の別路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
207花畔札幌線石狩郡石狩町大字花畔村 1996年9月1日変更札幌市東区北8条東1丁目6
207茨戸札幌線札幌市篠路町字茨戸札幌市北8条東1丁目6
告示について

認定時は、道路法第7条第1項該当号が不明でした。

起点の変更は、一般国道231号のルート変更によるものです。

かつて国道は茨戸中央橋で伏篭川(ふしこがわ)を渡り、茨戸札幌線と合流していました(現在の北区東茨戸2条2丁目)。さらに茨戸橋で再度伏篭川を渡って石狩町へ入り、花畔へ抜けていました。これを、逍楊橋(しょうようばし。創成川)・蒼風橋(そうふうばし。発寒川)を渡って石狩町に入る、つまり伏篭川は渡らないルートへ変更したのです。茨戸橋経由の旧国道を道道に編入すると、茨戸札幌線の起点が石狩町になるため、路線名も変更したものと考えられます。その後、一般国道231号は茨戸大橋・花畔大橋経由になり、花畔札幌線は旧国道の一部を編入します。そこまでを見据えていたのかもしれません。告示から見た一連の経緯を表1にまとめました。

表1の路線のうち、231号は国道、道道は路線名を表記。告示番号は国道が建設省告示、道道が北海道告示です。

表1 一般国道231号と関連道道のルート変更
路線年月日告示番号告示の内容
231号1982年12月17日第1973号札幌市北区茨戸から石狩町大字花畔村まで、逍楊橋・蒼風橋経由の区域を決定。
231号1983年12月19日第2013号逍楊橋・蒼風橋経由を供用開始。
231号1984年4月2日第867号茨戸中央橋・茨戸橋経由を経由する旧道の指定を解除。
花畔札幌線1984年4月9日第608号3月31日付で茨戸札幌線より路線名を変更。起点を石狩町大字花畔村まで延長。茨戸橋経由。
231号1985年8月1日第1070号茨戸大橋・花畔大橋経由の区域を決定。石狩町大字花畔村。
231号1990年11月5日第1793号、第1798号石狩町大字花畔村から同町新港南2丁目まで、茨戸大橋・花畔大橋経由の供用を開始。旧道の指定を解除。
花畔札幌線1990年12月10日第1740号起点の位置を、石狩町大字花畔村1番181地先・一般国道231号交点→石狩町花川北7条1丁目2番4地先・道道石狩手稲線交点へ変更。旧国道を移管。
石狩手稲線1990年12月10日第1740号起点の位置を、石狩町花川北6条1丁目7番1地先→石狩町大字花畔村695番1地先・一般国道231号交点へ変更。旧国道を移管。
表1の注記事項
  • 供用開始の期日は、告示と一致しない場合もあり得ます。
  • 石狩市のサイトでは、茨戸大橋の開通式を1990年11月2日に挙行したとあります。
  • 地名・地番は当時のものです。
  • 茨戸大橋・花畔大橋は茨戸川に架かります。石狩川の流路変更により、残された河川です。
  • 茨戸中央橋は現在、矢臼場札幌線の一部になっています(経緯は不明)。
昭和59年4月9日北海道告示第609号(道道の路線の廃止)※同年3月31日廃止
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
168三渓古丹別停車場線苫前郡苫前町字三渓苫前郡苫前町古丹別停車場6
告示について
苫前小平線と重複するための廃止です。

1984年10月15日北海道告示

昭和59年10月15日北海道告示第1832号(道道の路線の認定)※同年10月4日認定
整理番号路線名起点終点重要な経過地道路法該当号
1054白糠足寄線白糠郡白糠町足寄郡足寄町1
告示について
同年12月28日の建設省告示第1681号により、開発道路に指定されました。1994年に北見白糠線の一部となってからも、白糠側・足寄側双方から工事が継続されました。しかし、費用対効果が見込めないため未開通区間を残して工事は中止され、2005年8月5日国土交通省告示第780号により指定を廃止しています。具体的な指定区間は、開発道路・白糠足寄線→北見白糠線の指定区間をご参照ください。