『地図・空中写真閲覧サービス』から高解像度画像がダウンロードできるようになりました。mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do
— 地理院地図 (@gsi_cyberjapan) 2014年4月24日
本稿公開時点で、4週間近くが経過しています。筆者は5月19日に知りました。
高解像度である400dpi 空中写真のダウンロード方法を図示し、改善に至った経過をまとめます。
地図・空中写真閲覧サービスで見たい空中写真を選択すると、コンテンツ操作に「印刷」「ダウンロード」のボタンが追加されています。
赤で囲んだ「ダウンロード」をクリックすると、新たなウインドウが開きます(図2)。
利用目的を選択し、利用方法を記入する画面に「ダウンロードした空中写真画像は、出典の明示のみでご利用いただけます
」と明記してあります。
またWikipediaのTemplate‐ノート:国土情報航空写真に、ユーザーの問い合わせに対する国土地理院の回答が書いてありました。
国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスをご利用いただき、ありがとうございます。
地図・空中写真閲覧サービスからダウンロードができる空中写真の利用にあたっては、国土地理院からの出所であることを明示のうえ、ご自由にお使いください。
従前の国土情報課(国土情報整備室)の方針に変更はありません。
出典を明記すれば、写真の解像度やサイズに関係なく引用できる国土情報ウェブマッピングシステムを引き継ぎ、従来と同様に空中写真を利用できると解釈できます。しかも空中写真であれば年代を問わないので、利便性が増したといえます。
ウェブサイトなどで、新旧比較をするには朗報でしょう。
ダウンロード再開の要望は、別の観点から出ていました。
国交省本省が3月末に空中写真のネット公開を停止。t.co/YW7xgP0Vbz 地理院との二重投資と指摘されたらしい。しかし本省のサイトからは高解像度の空中写真をDLでき、研究者が実体視に活用していた。地理院サイトではDLや印刷ができず、実体視が困難。復活を望む。
— Oguchi T/小口 高 (@ogugeo) 2014年4月8日
小口高(おぐち・たかし)氏は東京大学教授で空間情報科学研究センター長を務める、地形学・地理学の専門家です。
ツイートで述べている「実体視」とは同じ画像を2枚並べ、左目と右目で別々に見つめると立体的に浮かび上がる技法を指します。
地理院地図のサイトから空中写真をダウンロードできるようになったとのことなので、使ってみた。確かに簡単にダウンロードできた。出典の明示だけで写真を使えるというのもすばらしい。
— 山と地図 (@Yama_Chizu) 2014年4月27日
再開を望む声は数多かったに違いありません。国土情報ウェブマッピングシステムでの空中写真閲覧サービス終了からひと月余りでの復活は迅速な対応と言ってよく、喜ばしいニュースとなりました。
国土情報ウェブマッピングシステムから継承された高解像度画像(400dpi?)の航空写真データダウンロードサイトが国土地理院からローンチ!待ってました!! 最近の国土地理院の勢いがすばらしい!
古橋 大地さんの投稿 2014年4月24日木曜日